看護部

看護部のご紹介

看護部とはどのような部署ですか?

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病院の中で最も人数が多い部署です。約140人が在籍しています。その構成員は助産師、看護師、准看護師、看護補助者、看護事務者です。看護師の中には認定看護師の資格を有する者もおり専門的な看護を実践しています。主な看護部の役割は、通院される患者様や入院される患者様が安心して検査や治療が受けることができるよう必要な看護ケアを考え提供することです。特に病気から1日でも早く回復できるよう身体的な看護と精神的なケアに努めています。
今後、地域の方々から信頼し選んでいただける病院になるためにも質の高い看護提供を目指し努力したいと思っています。

外来看護、病棟看護、手術看護、ER、HCU業務について教えてください。

外来看護

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当院には1日に約300人~500人の患者様が来院されます。定期受診や体調不良で訪れる患者様が適切な診察や検査、処置を受けられるよう、また、無事に帰宅できるようにサポートするこが外来看護の主な業務です。特に検査や処置を受けられる患者様は不安や苦痛を伴うことがあります。その不安や苦痛を軽減でき安心して検査処置が受けられるようにサポートすることが外来看護師の役割です。現在、約20名の看護師が在籍しており状況に応じて迅速な判断とスムーズな対応ができるよう日々努力しています。

病棟看護

患者様が入院される病棟は治療を受ける場所、また、生活の場所でもあります。病棟看護師の役割は、療養上のお世話と医師の診療補助を行なうことです。 当院では、内科、外科、泌尿器科、産婦人科、HCUの各病棟があります。
入院中は、住み慣れた家庭ではなく慣れない環境で過ごすことになりますので、個人差はありますが不安なお気持ちではないかと思います。そのような不安なお気持ちに寄り添い丁寧な看護を提供したいと思っています。また、少しでも早く入院前の生活に戻れるようリハビリスタッフや退院支援相談員と情報共有をして協働できるよう心がけています。

内科病棟:4東病棟
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病床数は44床です。当病棟に入院される患者様の主な疾患は、肺炎、脳梗塞、心不全です。病状は急性期から慢性期と様々です。現在はコロナ陽性患者様受け入れる病床を2床確保し対応しています。具体的な看護業務には医師からの指示で、採血、注射、点滴、創傷処置や検査の補助や、状態の観察を行ないその状態から必要な看護ケアを判断し計画・実施することです。例えば、排泄や身体保清などで看護ケアは多岐に渡っています。また、状態変化を看護記録して患者カルテに記載しています。

泌尿器科病棟:3東病棟
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病床数は40床です。当病棟に入院される患者様の主な疾患は、男性の生殖器や女性の骨盤内疾患、尿路系に関わる疾患で、主に、尿路感染、尿管結石、腎結石、前立腺炎、前立腺がんなどです。当病棟の看護師の中に排尿機能検査士の資格を持つ排泄支援の専門スタッフがおります。排尿が何らかの支障がある方や心配を抱えていらっしゃる方は是非、来院していただきご相談ください。この排尿支援専門スタッフがアドバイスさせて頂きます。

手術室看護
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手術室看護師は、患者様の手術に合わせて器械を準備し、手術中は状況に応じて必要な器械を医師に渡すなどの役割や、手術前に患者様の不安を取り除いて安心して手術に臨めるよう心のケアをしたり、手術中の患者様の観察や記録、ケアを行っています。
医師、看護師、医療スタッフが連携を図り、一丸となって患者様の手術が円滑に進むようサポートいたします。

ER
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ERはEmergency Roomの略で、24時間365日、救急で来院された患者様に初期治療を施す緊急医療のことを指します。多いときには1日80名ほどの患者様が来院されます。
救急車で搬送された患者様や診療時間内外に問わず緊急対応が必要な患者様に対して、ER看護師は医師の初期診断や治療の補助を行なっています。また、診断のための検査や治療は苦痛を伴うこともあり、身体的や精神的な苦痛を軽減することがER看護師には求められています。迅速に、的確な状態観察ができるようにER看護師は努めています。

HCUハイケアユニット)

HCUは(High Care Unit)の略で、日本では「高度治療室」と呼ばれており、ICU(集中治療室)と一般病棟の間に位置するとされています。
当病院ではHCUの病棟が8床用意されており、高度で専門的な治療が必要な患者様が入院しています。院内外からの重症患者様を迅速に受け入れられるよう円滑な病床管理に努め、医師、看護師を中心に、各医療スタッフが連携して、患者様の早期回復を目標に24時間体制で支援しています。

患者様と接する中で、どのようなことに気をつけていますか?

当院のある地域はご高齢の方が多く住んでいらっしゃいます。その為、ご高齢の方に多く受診していただいております。特に認知機能が低下している方が入院されると一時的に状態が悪化する場合があり、患者様によっては病状を正確に伝えていただくことが困難な場合があります。そのため、看護師は患者様の状態を正確に観察すること、患者様の「声にできない声(訴え)」に傾聴できるように心がけています。
いつでも患者様の状態を正確に観察する為に視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚などの5感覚を意識し敏感になることも大切ではないかと思います。日々患者様に寄り添い、安心して診療が受けていただけるよう、また、この病院を頼りにしていただけるよう看護体制(スペシャリストを増やす)を今以上に整えていきたいと思います。
患者様やご家族より時には厳しいお言葉や励ましのメッセージを頂くことがあります。そのメッセージは、私たちにとっては貴重なご意見であり、良い看護が提供できるように改善に努めたいと思っております。