片頭痛外来

12月6日（金）より片頭痛外来を開始いたします。

診察日

毎週金曜日（祝祭日除く）
14：00～15：00【完全予約制】

担当医師

神経内科医師　延與　知彦

片頭痛について

片頭痛は血管の拡張や神経伝達物質の影響でおこるとされていますが、正確なメカニズムは特定されていません。
脈に合わせてズキンズキンとした痛みが、こめかみや頭の片側に限らず、頭の両側、後頭部にも現れることがあります。
片頭痛と思い込んでいる方が多いと思いますが、本当の典型的な片頭痛は少なく、非典型的な片頭痛や肩こりや疲労による緊張型頭痛が、頭痛のタイプの中で多いとされています。

診断ポイント

予兆がある前兆期の状態（閃輝暗点：目がチカチカすること、視野の一部の欠損）が先行することがある。
光や音・臭いに過敏になることがある。
家族にも片頭痛の人がいる。（遺伝的素因）
少なくとも5回以上の発作を経験する。（発作的に発症する）
頭痛は4時間～72時間持続する。
頭痛が出現したら、動くと痛みが悪化する、吐き気や嘔吐を伴う。
頭痛が出現したら、鎮痛薬が効かないことがある。

頭痛期に入り、痛みが始まったら、すぐに片頭痛薬「トリプタン」を服用することで、改善効果が得られることがあります。ただし、トリプタンには血管収縮作用があり、心疾患をお持ちの方は注意が必要です。狭心症の発作を起こすこともあります。

当院では、注射による片頭痛治療（CGRP関連抗体薬）を実施しております。

片頭痛発作で仕事や学校を休まなくてはならない方、ぜひご相談ください。
これまで片頭痛治療薬のみでコントロールが難しかった片頭痛発作を抑えるために作られた、新しい治療薬です。
「アジョビ」は反復性片頭痛、慢性片頭痛の両方に効果があるとされています。

【使用方法】

「アジョビ」は初回から、一気に血中濃度を上げて即効性と持続性が期待できます。

投与方法は、以下の3つの投与スケジュールから選択できます。

4週間に1回通院して1本ずつ注射
12週間に1回通院して3本注射
1～3本を持ち帰ってご自身で4週間に1回自己注射

皆様のライフスタイルに合わせた治療を選択できますので、一度ご相談ください。

期待できる効果

片頭痛予防薬を服用の有無にかかわらず、片頭痛の日数が減少します。
片頭痛日数が初回投与1週目から減少します。
急性期治療薬（痛みが起きた時に飲むお薬）を使う日数が減ります。

予約受付時間

月曜日～金曜日　13：00～16：30
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（代表番号） 0467-58-1311