医療コラム・レポート

お役立ち医療コラムvol.5「女性のがん死因1位“大腸がん”は症状の有無に関わらず検査が重要!」

今回は、日本人の死亡原因1位となる“がん”の中でも増加傾向の大腸がんについて、消化器外科消化器センター長の橋本先生に聞きました。

茅ヶ崎を拠点に周辺地域の医療を支える中核病院として、もしもの時は365日・24時間対応の「茅ヶ崎徳洲会病院」。

「“がん”の中でも、かつては男女ともに胃がんが1位でしたが、生活スタイルの欧米化などもあり、女性では大腸がんがトップ、男性では3位です。しかし大腸がんは、早期発見・治療なら高い確率で根治も望めます」

橋本 雅彦

橋本 雅彦はしもと まさひこ消化器センター長

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所属学会

日本外科学会専門医、消化器内視鏡学会専門医、大腸肛門学会指導医

自覚症状はありますか

「早期の場合、自覚症状はほとんどなく、血便があっても痔と自己判断して治療が遅れる場合もあります。また、予防法は確立されていません。そこで、罹患率が増加する40歳を目安に、症状の有無に関わらず検査をする必要があります」

どのような検査ですか

「自治体などで行われている『便潜血検査』では進行がんでも発見できない場合があり、内視鏡やバリウム検査などを定期的に受ける必要があります。どちらもお尻からの検査で、特に女性は受診をためらう方も多いですが、内視鏡検査ならポリープの状態によっては同時に切除も行えます」

内視鏡の検査手順は?

「検査前の準備はバリウム検査も同様で、前日の夕食は食事量を少なめに早めに済ませて下剤を服用。当日の朝は絶食して約2リットルの腸管洗浄剤を飲み、2〜3時間かけて大腸がきれいになったら内視鏡検査を行います。検査は個人差もありますが15分程度で終了し、状況に合わせて鎮静剤や鎮痛剤を使用します。当センターでは内視鏡的診断・治療から外科的治療まで一貫して行い、また積極的にセカンドオピニオンも実施しています」

湘南リビング2018.10.13号掲載