
人は何のために物を持ったり、歩いたりするのでしょう。そして何のために言葉を交わしあうのでしょう?トイレに行って用をたす、箸を持って食事をする、自分の気持ちを他人に伝える・・・そこには必ず目的があるはずです。
もともと、リハビリテーションという言葉はラテン語のhabil(有能、役立つ、生きる)に由来します。病気やけがなどをした場合に元のhabilの状態に戻す、つまりRe-habilという意味です。
リハビリテーションでは障害自体が軽減するように機能訓練を行う必要もありますが、体に障害が残っても安心して生活ができるような動作の練習をしたり、環境を整えたりすることも必要です。
当院リハビリテーション室では主に立つ・歩く等基本的な動作訓練を行う理学療法士、食事・更衣など応用的な動作訓練を行う作業療法士、飲み込みや言葉の訓練を行う言語聴覚士が患者様の状態に応じて訓練を行っています。発症直後から各療法士の専門性を生かし、患者様が安心して治療を受けられるようにサポートしていきます。

理学療法とは・・・
理学療法は病気やケガにより身体に障害を受け、日常生活やQOL(生活の質)の低下をきたしている方にたいして行われます。身体機能の改善および動作能力の向上を目的に、基本動作(寝返り、起き上がり等)練習、歩行練習といった運動療法や、日常生活練習、物理療法(温熱・電気療法等)などを行います。治療・練習にあたっては種々の検査、測定を施行し、個々の患者様にあった方法を選択します。
理学療法訓練場面
運動治療室にてベッド上ストレッチや筋力訓練を行っています。
また、歩行練習は患者様に応じて平行棒や杖などを使い分けて行っています。

作業療法とは・・・
作業療法では主に、応用的な動作を中心に主体的で充実した生活が出来るよう支援していきます。日常生活動作(食事・整容・排泄 等)や家事動作・仕事復帰へ向けた、手工芸や調理など作業活動を用いて治療・指導・援助を行います。また、病棟での日常生活動作訓練も積極的に行っており、生活リズムの獲得や実用的な生活動作の獲得・認知機能面に働きかけています。
作業療法訓練場面
病棟にある談話室に患者様をお連れして、お食事を召し上がっていただきます。食事場面の評価や訓練を行うだけでなく他の方との交流の場にもなります♪
また、物品を使用して細かい操作などを行うことで、手の機能向上を図っています。

言語療法とは・・・
言語療法とは、主に脳卒中や頭部外傷により、以下の問題を抱えている方に対して行われています。
(1)高次脳機能障害
・失語症:『聞く・話す・読む・書く』などの言語の機能がうまく働かない。
・記憶障害:物事を覚えておくことが出来ない。
・注意障害:注意散漫、ぼんやりしているなど。
・遂行機能障害:物事を計画的に進めることが難しい。
(2)構音障害:ろれつが回らない。
(3)嚥下障害:うまく飲み込むことが出来ない、ムセるなど。
それぞれの機能の改善を目標とし、コミュニケーションや日常生活がより円滑に行えるよう、関連する検査・訓練・助言などの支援を行っています。
リハビリを行う病院に必ず言語聴覚士がいるとも限らず、全国的にも普及率はまだ十分ではないのが現状ですが、当院はスタッフ数が充実しており、マンツーマンによる個別療法で専門的サービスを提供しています。
言語聴覚療法訓練場面
飲み込みやお話がしやすくなるよう、口腔周囲のストレッチ・運動などを行っています。
患者様一人一人の言語症状に合わせた個別訓練を行います。

■循環器疾患(心筋梗塞、狭心症、閉塞性動脈硬化症 等)
■脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血 等)
■内科疾患(消化器疾患、等)
■呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患、等)
■平均在院日数11日~12日
■リハビリ実施者在院日数21日
自宅に帰られた方の中には、外来リハビリ、訪問リハビリ、通所リハビリという形でリハビリを継続される方もいらっしゃいます。
| 医師 | 常勤1名 非常勤2名 |
|---|---|
| 理学療法士 | 26名 |
| 作業療法士 | 15名 |
| 言語聴覚士 | 10名 |
| リハビリ事務 | 1名 |
- 脳血管疾患等リハビリテーションⅠ
- 運動器疾患リハビリテーションⅠ
- 呼吸器疾患リハビリテーションⅠ
- 心大血管リハビリテーションⅠ
当院の外来を受診し、医師によりリハビリテーションが必要と判断された場合、リハビリテーションが処方されます。各療法士が患者様一人一人の症状に合わせたリハビリテーションプログラムを立て、実施しています。
【ご注意】
受傷日や発症日から約半年経過するとリハビリテーションが実施できない場合がございます。
介護保険によるリハビリとの併用はできません。
理学療法
理学療法では様々な症状に対して、リハビリテーションを行っております。特に多い疾患としては以下のものがあります。
内科
- 脳梗塞、脳出血
- パーキンソン病 など
整形外科
- 変形性関節症(首、股関節、膝)
- 五十肩(肩関節周囲炎)
- 脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア
- 骨折、靭帯損傷、腱断裂 など
また、当院では週に一度股関節の疾患を持つ方を対象とした股関節外来を設けています。専門医師による診察を受けた後、必要な方にはリハビリが処方され運動指導や生活指導を行っています。
頸椎症や腰痛症の患者様に対して首や腰の牽引を行っています。
エルゴメータ(自転車)では体力や筋力の向上を図ります。
水治療法室では、手や足の骨折の患者様に対して渦流浴(ジェットバス)にて治療を行っています。
作業療法
当院の作業療法は、専門の知識を持った作業療法士が患者様の症状に合わせてリハビリテーションを個別に行っています。
内科
- 脳梗塞、脳出血
- パーキンソン病 など
整形外科
- 上肢(鎖骨・肩・肘・手首・指 等)の骨折
- 肩関節周囲炎
- 靭帯、腱損傷 など
その他
- 脊髄疾患
- 関節リウマチ など
また、必要な方にはスプリントの作成や自宅でできる訓練の指導を行っています。
ひとりひとりに合ったスプリントを作成しています。装着により、関節の可動域の拡大や良肢位の保持、痛みの軽減などを図ります。
言語聴覚療法
成人
失語症、構音障害、高次脳機能障害(記憶障害、注意障害等)などによりコミュニケーション障害を生じている患者様に対して外来リハビリテーションを行っています。 また、嚥下(飲み込み)障害を生じている患者様にも外来リハビリテーションを行っています。
小児
地域に密着した病院として、ことばの発達の問題(ことばの遅れ、発音の問題、吃音、読み書きの問題など)をお持ちのお子さまを対象にした外来リハビリを行っています。
地域に密着した病院として、ことばの発達の問題をお持ちのお子さまを対象に、外来リハビリを行っています。例えば、
「ほかの子と比べて言葉の発達が遅いような気がする」
「発音がうまくできない」
「なんだかやりとりがうまく噛み合わない」
「話すときにつっかえたり、言葉を繰り返したりしている」
「一生懸命練習しても、文字を読んだり書いたりするのが難しい」
…など、コミュニケーションや文字の読み書きに難しさを抱えているお子さんを対象にしています。
症状を理解し、適切な対応をしていく事で、お子さんやご家族がよりスムーズにコミュニケーションをとり、生活しやすくなるよう、支援を行っていきます。
まずは、言葉を理解したり話したりする力の評価を行い、必要に応じて訓練・指導を行っています。
2歳くらいのお子さんから、中学生・高校生までを対象としています。
まずは小児科を受診していただき、医師にご相談ください。 診察は予約制ですので、当院小児科までお問い合わせください。
| 外来診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 8:30~12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 午後 13:00~17:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
※土曜午後、日曜、祝日は休診日です。
茅ヶ崎徳洲会総合病院通所リハビリテーションセンターは、医療保険でのリハビリは終了した後もリハビリを継続したい方や、一般的なデイケアなどでのリハビリでは物足りない方などを対象にした、介護保険でリハビリを行う施設です。理学療法士(2名)・作業療法士(1名)・言語聴覚士(1名)が定期的に評価を行ったうえで個別のプログラムを作成します。
専門機器での筋力トレーニングや歩行訓練、集団での体操など個々の目標に合わせて運動を行います。言語聴覚士による言語訓練は、嚥下機能や言語機能全般の向上を図るため個室で行われます。短時間(3時間以上4時間未満)の利用で、定員は午前、午後各20名となっています。食事や入浴等のサービスは行っていません。 茅ヶ崎市南部と藤沢市辻堂地域の方には送迎もありますので、通うのが大変という方にも安心です。新館1階にあるフロアで皆さん楽しく、元気に取り組まれています。ご興味のある方は見学もできますのでご連絡下さい。
茅ヶ崎市南部と藤沢市辻堂地域の方には送迎もありますので、通うのが大変という方にも安心です。新館1階にあるフロアで皆さん楽しく、元気に取り組まれています。ご興味のある方は見学もできますのでご連絡下さい。
営業時間:8:30~17:00(月~金、土曜午前のみ)
電話番号:0467-86-6794
| 理学療法士 | 2名 |
|---|---|
| 作業療法士 | 1名 |
| 言語聴覚士 | 1名 |
| リハビリ事務 | 1名 |
| 助手 | 1名 |
| ドライバー | 3名 |

徳洲会関連クリニック・老人保健施設での活動
本院以外にも市内には茅ヶ崎駅前クリニックや老人保健施設浜之郷、寒川には寒川岡田クリニックなど関連施設があります。それぞれ専従の療法士によるリハビリを行っていますが、本院からも交代で業務にあたっています。
≪ホームページアドレス≫
茅ヶ崎駅前クリニック:http://www.ctmc.jp/ekimae/index.html
老人保健施設 茅ヶ崎浜之郷:http://www.ctmc.jp/hamanogo/index.html
寒川岡田クリニック:http://www.samukawaokada.com/

















